祭 神:大狛連祖 大山咋神 木花開耶姫神 説 明:境外にあった柏原市教育委員会の案内板を転載します。 「古代の本堂―河内国大県郡巨麻郷と大狛神社― 柏原市本堂は信貴山朝護孫寺南側の山間地にあたり、古代には河内国大県郡巨麻郷と呼ばれ、狛氏 が住んでいた土地です。狛氏は朝鮮半島の高句麗から移り住んだ人々で、同族が畿内一円に繁栄し ました。天台宗の総本山である比叡山延暦寺の第四世天台座主(住職)を務めた安慧(794?~868) は、河内国大県郡出身の大狛氏と伝えられています。ここ大狛神社にはその祖先神や大山咋神・木 花開耶姫神・山王権現・富士権現などが祀られています。 本堂のような急峻な土地に一郷をたて、集落が営まれた背景には、七世紀後半の政治情勢がありま した。当時、わが国と新羅・唐とは戦争状態にあり、防衛拠点として生駒山地の高安山から信貴山 にかけて安城が築かれました。『柏原市史』は、その維持・管理を担う要員や資材を確保するため、 近接した土地に集落が営まれたのではないかと指摘しています。」 住 所:大阪府柏原市本堂88番地 電話番号: ひとこと:狛氏の祖先が祀られた神社ですが、金山媛神社の藤森宮司によれば、 「たたらに必要な火の神様が祀られている」 とのこと。 冨士権現を火の神だと考えておられるようですね。 藤森宮司は、金山彦神社の氏子地に生まれ、それからず~っとここに住んでらっしゃった方ですの で、説得力があります。 小さな祠しかないのですが、延喜式内社ですからね。 古い歴史を感じる場所ですよ。