祭 神:大土神 説 明:境内案内板から引用します 「当神社は延喜式神名帳にのせられている古社にして御祭神は大歳神の御子大土神(お おすなのかみ・土之御祖神(すなのみおやのかみ))で字宮森に鎮座するとあります。 創建の年月は詳らかでないが伝説によれば天児屋根命(枚岡神社の御祭神)の乳母・ 津速比賣(つはやひめ)ともいわれています。 社名よりして古代当地は湖沼時代に沿岸地域での港津として重要な交通上の拠点とし て発展してきた地と推察されます。平安時代から室町時代の中世にかけての集落が営 まれた水走遺跡と合わせ土豪水走氏が河内の一つの拠点として拓き発展したものと考 えられる」 住 所:大阪府東大阪市水走2‐15 電話番号: ひとこと:東大阪は、「天児屋根命」にかかわる神社が多いです。 例えば、仲村神社の御祭神は、天児屋根命の親神とされる己己都牟須比命。 己己都牟須比命を祀る神社は、日本中でも十一社だけ。 主神として祀るのは、 滋賀県の天川命神社、香川県の天川神社、鳥取県の岡森神社と坂上神社、広島県の金 刀比羅神社、そして仲村神社だけです。 津速比賣を祀る神社は日本中探してもないんですが、大津神社も現在は大土神を祀る としているわけで、探せばあるかもしれません。 水走氏は河内源氏に仕えた豪族で、枚岡神社の神職家から分派したのが始まりのよう です。 水運を掌握したと言いますから、楠木氏とも関連があったかもしれません。 なにしろ、東大阪の神社は面白いなぁ。