祭 神:瓊瓊杵命 彦火火出見命 説 明:境内の案内を転載します。 「延喜式では小社に列せられており、現在、瓊瓊杵命と彦火火出見命を祀っている。『三大實録』 に元慶七(883)年『河内国正六位上堺神ニ従五位下ヲ授ク』とあり、古代は坂合部の祖神を祀 っていたと考えられる。坂合部の祖は、『旧事本紀』に『火明命十六世孫』とある。 近世には小坂合村の氏神として崇拝されていたが、明治四十年八月二十日、矢作神社に合祀され た後、昭和三十二年旧社地に復興した。楠根川を挟んだ南西側には、古墳時代の集落跡である小 坂合遺跡がある。 八尾市教育委員会」 住 所:大阪府八尾市小阪合町2丁目8‐39 電話番号: ひとこと:坂合部の祖は火明命十六世孫……ということですから、物部氏の一派であると考えて良いのでは ないかと思います。 「坂合」は、三代実録に「境」と表記されているようですが、考えてみれば「坂が合う場所」こそ、 堺であるというのは、不思議でもなんでもないですね。 峠に国の境界線が引かれることは珍しくない。 とすると坂合部の人々は、堺を守っていた人たちなのでしょうかね? 物部氏は武士としてのイメージと、呪術師としてのイメージが強い氏族ですが、多分役割分担が されていたんじゃないかという気がします。 坂合氏はどちらでしょうか。