祭 神:天児屋根命 天玉櫛彦命 天櫛玉命 説 明:境内案内板から引用します 「津原神社を中心とした玉櫛之荘(七村)は同神社の祖神天玉櫛彦之命が太古、此の地方に荒 ぶる兇賊を鎮圧された功によりまして天朝から所領として賜り、其子孫が長く之を治めたと、 古い歴史に伝へあれています。天平勝宝六年(西暦780)当河内郡一帯に風水害は甚しく 村人は極度に窮迫して之を救うに術がなく、百姓は只管天候の回復を祈るばかりでありまし た。 その時に、加美村の八幡宮の祀部(いわいべ)に神託があり、『大和川の上流より橘の枝と 櫛笥を流し、その櫛笥の流れ止まるところに神を祀ったなれば、風水の禍は自ら治まるであ ろう……』とあったので、神託に随い、橘の枝と櫛笥を大和と河内の国境より流したところ、 流に乗った櫛笥が、津原の池の瀞に流れついて止りました。そこで玉櫛之荘の人々が相談し、 此の池の傍に社を建て、天児屋根命並びに玉櫛之荘の祖神天玉櫛彦命・天櫛玉命を併せて祀 りました。風水忽ころに治まり、爾来池一帯は甚だしい風水の害を蒙る事がなくなり、津原 神社は近郷七村の総社として尊崇をあつめ、今日に至っています。 神社の本殿前より玉串の鳥居までを馬場と呼び、河内の三大馬場の一つとされ、六丁(6000 米余)両側には老松、大杉、榎の巨木の並木が続いていまhした。 又本殿の北側には津原の池があり、日照りの時には雨乞いをして、池の水を田んぼに組み出 したと伝えられています」」 住 所:大阪府東大阪市花園本町1‐4‐23 電話番号: ひとこと:断言はできませんが……。 天玉櫛彦命って、天照国照彦火明櫛玉饒速日命のことではないのかなぁと。 主祭神として祀られているのは、全国でもこの神社だけのようですから、詳細は不明なんで すけどね。 もしそれが当たっているとしたら、この神社は物部系ってことになるかと思います。 そこに天児屋根命が祀られているのはなぜでしょう? 東大阪市はどうにもこうにも天児屋根命の気配が濃いんですけど、同時に物部氏の色も濃い。 藤原氏と物部氏。 いったいどんな関係があるのでしょうね?