祭 神:葦那陀迦神 説 明:境内案内板から、由来を引用します 「当神社は延喜式神名帳に近江国浅井郡十四座ノ一と記され、古くは八相社又は八相大明神と云え り。 鎮座するこの一帯の山を八相山という。八相を”やはひ”と訓読す。 けだし当神社には往古弓矢の神事ありて、村民盛んに射的を神前で行い多くの矢が行き合うこと により矢合の文字を以て社名とせり。 祭神の葦那陀迦神は葦の生じ易き水辺を司どり給う神なり。この地は古くより水利の便、意の如 くならざりしかば、この神を祭る。世にいう並々開長者の”せせらぎ”は水の湧き出ずる状を表 す語にして、村民篤く敬仰す。天正年間信長の小谷城攻撃の際、戦禍に遇い多くの古文書逸散し たるも現社殿は天明年間の作なり。境内に現存する鐘楼は戦火をまぬがれし道成寺のものを再築 したものなり」 住 所:滋賀県長浜市中野町1427 電話番号: ひとこと:葦那陀迦神を祭る神社は初めて参拝したんじゃないかと思います。読み方さえわからないくらい だったし(^^ゞ 葦那陀迦神は古事記にある大国主の系譜に登場する神様。 大国主神が八島牟遅の神の娘の鳥取神と結婚して生んだ子がの鳥鳴海神。鳥鳴海神が日名照額田 毘道男伊許知邇の神と結婚して生んだ子が国忍富神。そして国忍富神の妃が葦那陀迦神。二人の 間には速甕の多気佐波夜遅奴美神が生まれています。 さらに葦那陀迦神の別名は八河江比売とある。 八河江比売と矢合、八相と矢合。 いろいろ絡んできそうな神社だなと。