花より○○○?通り抜けオフ


ソメイヨシノは既に葉っぱだけになってしまった、4月13日。
桜で有名な造幣局通り抜けを駆け抜けて参りました。



メンバーは、
私・Naomiさん・ひなたさん・まゆりさん・MUTSUさん。
ただし、MUTSUさんは、所用で、ランチ以降の参加です。

コースは、
大阪造幣局通り抜け(天満橋口〜桜の宮出口)→大長寺→
鵺塚→京橋でランチ→大阪城
日焼けを気にして、真っ白になりながら、
プチおば5名が歩き回りました。

造幣局の桜は、八重桜。
はらはらと潔く散るという風情はありませんが、
その分、ぼんぼりことした可愛らしさがあります。

sakura
しかし、桜もすごいが、人の数もすごい。

写真を撮ろうとカメラを構えると、
「邪魔になりますので、写真は撮らないでくださいっ!!」
と怒られたりします(T_T)

運よく叱られなくても、シャッターを押した瞬間、
ドン!と人がぶつかってこられて、思いっきりブレることもあります(>_<)
そんなこんなで少〜しコースから外れた場所で、なんとか撮影成功です(^^ゞ

その後、は、「大長寺」へ。
大長寺は、
近松浄瑠璃の「心中天網島」で有名な紙屋治平・遊女お春が心中をしたお寺で、
「比翼塚」があります。

この心中物。
心中したのは、治平とお春ですが、主役はこの二人じゃありません。

ちょと長いですが、紹介しましょう。

治平は、しがない紙屋でして。
遊女を水揚げするお金もなく、
深い仲となった遊女・お春とは泥沼。
二人で心中するつもりでいるんです。

しかし、それに気づいたのが妻であるおさん。
「治平には子供もおります。どうぞ治平を死なさないでください」
とお春に頼むんですね。
お春もおさんの心に動かされて、治平と別れる決心をします。

そして、たまたまその日のお客になったお武家さんに、
「心中せずにすむように、毎日お客にきてください。
そしたら治平さんも諦めてくれるでしょう」
と頼んでいた・・・ところを、
外を通りがかった治平が聞いてしまうってぇからドラマです(笑)

治平はそれを聞いて逆上。
お春と交わした熊野誓紙を破り捨て、今後おさんを大事にすると誓います。

それからしばらくは平和な日が過ぎました。
が、おさんの両親は、治平については多大なる不信感を持っています。
そこに、お春が水揚げされるとの噂。

「治平の奴め、お春とは別れたといっておったが、やはり諦められなかったか」
と治平の家へやってきます。

しかし、治平は、お春が自分を裏切ったと思ってますから、
「なんで私があんな裏切り女を水揚げせにゃならんでしょう」
と、てん、としている。

「他の男に水揚げされたら私は死にます、
などと心にもないことを言っておったが、やはり嘘だったわ」
と憎まれ口を叩く。

が、それを聞いて顔色を変えたのは、おさんです。

彼女は、
自分がお春に頼んだからこそお春は身を引いた
ということを知ってますからね。

親を帰した後、治平に頼むんです。
「私の着物すべて売って、お春さんを水揚げしてください」
「彼女は一人で死ぬ気です」

で、やめときゃいいのに、
自分がお春に別れてくれるよう頼んだことまで言ってしまいます。

治平つぅのはどうしょうもない男でして(^^ゞ

ここで、またほいほい心変わりして、
おさんの着物持って出かけようとするのです。
が、
そこに一旦帰ったかに見えた、おさんの親が戻ってきたからあきません。

おさんは、治平の元から無理やり実家に連れ戻されるのです。

で、治平は自棄になって、お春と心中。

まぁ、ざっとそんな話しです。

多感な高校時代を、「太宰」「三島」「谷崎」で過ごした私にとっては、
この心中物語は、
「太宰が題材にしてる」
というだけで思い入れがありました。

が、比翼塚を見ても、感慨がない・・・。
hiyoku
なぜ?

そんなところにNaomiさん、
「心中ね〜、共感できないよね〜。
男なら逃げ切らんかい!!」

そういや、MUTSUさんも、
「心中物ってど〜もあかんわ〜」
と言っておられました。

つまり、なんですかね。
「かわいそうな二人!あぁ、真実の愛ね♪憧れちゃうわ」
なんて、瞳うるうるさせるのは、若い頃だけなのかも・・・(^^ゞ

そんな乙女チックな一行が次にやってきたのは、鵺塚です。
unko
吾らプチおばが、この塚を見てどんな感想を持ったか、
諸賢方には説明するまでもないでしょう。
それをわざわざここに記すのは、
くどい・ソースの無駄遣い・蛇足の極みと申せましょう。

が、勿体をつけていると思われるのも遺憾。

敢えてそれを説明いたしますと・・・

「うんこ!」

でございました。
あぁ、なんてリリック。

その後京橋でMUTSUさんと合流し、ランチとなりました。

さすがに女性5名集まると賑やかです。
話題も、女性らしく、「動物」の話しになりました。

MUTSUさんは、犬と猫を、まゆりさんは犬を、
Naomiさんは猫を、私は犬と鳥を飼ってますので、それぞれ自慢大会・・・
だったはずなんですけどね(^^ゞ

「うちの実家にね〜、やもりが出たんですよ〜」
これで盛り上がる私達って、ほんっと、フローレンシャル。

ひなたさんちのやもりさんは、最初は一匹。
それが、恋人を連れてきて二匹。
子供が生まれて三匹。

まるで、「10人のインディアン(今は禁句だけど、これ)」みたいです。

ご飯食べながら、思いっきり爬虫類の話をした後、
大阪城に向かいました。

ここは、MUTSUさんの独壇場です。
淀君・秀頼公の、「本当の自刃の場」、など。
表面だけをす〜っと通り過ぎるだけでは知り得ない場所を案内してくださいます。

正直なところ、
「現在の大阪城は、秀吉公の建てた城の上に建ってる」
ということさえ、私は、最近まで知りませんでした。

あまつさえ、
「秀吉公が城を建てるまでは、石山本願寺だった」
なんてことは知るわけありません。

大阪を歩く人を無造作に捕まえて聞いてみても、
知らない人は多いんじゃないでしょうか。

でも、一番しっくりこないのは、
「秀吉は大阪人じゃなく、
大阪を占領した、
いわば土着大阪人の敵である」
ってことかも。

その後、日陰に座り込んで、くっちゃべった話題は、
「津山30人殺し」「月ヶ瀬事件」「夜這い」etc、etc・・・。

うそ〜ん、むっちゃ、エレガント〜〜〜♪

・・・まぁ、そんなこんなで解散です。
自分の奥さん達が、集まってこんな話しばっかしてると知ったら、
旦那様方は、どう思われるんでしょうね(笑)?

「いや〜ん、惚れ直した〜ん」
・・・ま、それはないだろうな。

そんな私達ではありますが、これからも、よろしくお願いいたしますm(__)m

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