歳も押し詰まった12月16日、
四天王寺ランチオフを開催しました。
コースは、四天王寺〜松葉屋さん(TVチャンピオンの和菓子屋さん)〜
安居天神〜一心寺〜堀越神社〜香港蒸籠(ランチ)
私は午前中パートのおばちゃんですので、昼からの参加。
午前中については、ひなたさんがレポートくださいました〜。
Naomiサマ・まゆりサマ・海老珍サマ・私(ひなた)は、
10時30分に、四天王寺夕陽丘駅待ち合わせでした。
そして、ある和菓子屋さん〜四天王寺〜安居神社〜一心寺〜堀越神社と、
四天王寺周辺を巡ります。
それぞれのご用事で、のりちゃんサマ・MUTSUサマは午後のランチからの参加でした。
今日は朝から寒くて、ぬくぬくバージョンで出かけました。
どうやら晴れのようで気分も上々、ウキウキしながら待ち合わせ場所へ…
先に来られていた海老珍サマに連絡を取った直後、皆様にお会いできました。
今回初めてお目にかかるまゆりサマにご挨拶をしながら、
プチおば会・四天王寺ツアーの始まりです〜〜。
この待ち合わせ場所は、午後から合流ののりちゃんサマが決めて下さいました。
それに、このコースの半分はMUTSUサマが発案されたのです。
「午後チームの人達に決めさせて、鬼畜のような我々…」
と、Naomiサマの言葉に皆が頷き、のりちゃんサマに感謝しつつ、
MUTSUサマに思いを馳せ、
海老珍サマがお持ち下さった地図を頼りに、
まずは、ちょっと離れている和菓子屋さんへ向かいました。
4人でお喋りをしながらサクサク歩を進めること十数分…和菓子屋さんに到着です。
店頭の大きな飾り菓子に感嘆しつつ店内へ。どれも美味しそうな和菓子ばかり。
店員さんの今のオススメは苺大福との事。
我々は、その美味しそうな苺大福を今直ぐに食べたかったのです。
普段は進物をお待ちの方へのサービスとして、お茶をお出ししているそうなのですが…
「こちらで食べる事は出来ますか?」
と、Naomiサマが皆の気持ちを代弁してくださったお陰で、
特別に、美味しいほうじ茶と共にその場で食べる事が出来ました。
それは美味しい苺大福で、早速それぞれお買い物。。。
さて、なんとな〜く、行きと違う道で四天王寺方面へ向かった我々。
「晴れ女」のまゆりサマのお陰で、空は青く美しく晴れています。
今朝は寒かったので、晴れてとても良かった!
歩くうちに「五條宮」という神社さんがあり、何かのご縁…とお参りをしました。
そしてNaomiサマの案内で、東大門を通り、四天王寺へ入りました。
四天王寺では、まず亀井堂へ。
お堂の中央にある亀型の石のプール(聖徳太子所縁の・亀の水盤)へ、大きな石の
亀が乗り出すようにして、口から水を出していました。
この水は、亀井水と呼ばれる霊水「白石玉出の水」なんだそうです。
亀さんプールに、文字の書かれた経木が沢山ぷかぷか浮いていて、
オジさん(お坊さん?)が長い柄杓を使い、沢山の経木をゆすいでいました。
供養を済ませた経木をこの水盤に流せば清涼な霊水にご先祖の霊もたちまちに浮かばれる…
といわれているそうです。
文字が薄まっていく様子は、本当に”たちまちに浮かばれて”いっているような感じがしました。
そして亀池へ向かい、石舞台を眺めた後、宝物館へ向かいます。
その宝物館の前には、お目当ての一つ「長持形石棺」(…の蓋?)がありました。
古墳がお好きな海老珍サマ。目を輝かせ夢中になっておられました。
昔は「橋」として使われていて、
この橋を渡ると安産になる…
と評判で沢山の人がこの石棺を渡ったそうなのですが、
後に石棺であることが判り、こちらへ移されたそうです。
宝物館ではまず、古い”だ太鼓”一対がお出迎え。
使われる所を見た事が無いので、どんな音色で鳴るのか気になりました。
今は、特別展「四天王寺と管楯彦・生田花朝」を出展中でした。
天女(?)が笙を吹きながら舞い降りている様を描いた絵や、
「散華」に描かれた美しい絵、舞楽の装束など、
美しく貴重な品をゆっくり鑑賞しました。
宝物館を出た我々は西大門を通り、お店(平日なので寂しかったです)を眺めつつ歩き、
石の鳥居をくぐって四天王寺を後にしました。次は安居神社へ向かいます。
4人でワイワイ言いながら歩いてすぐ、安居天満宮の”のぼり”が見えました。
お宮さんへ向かう細い路地はご近所のオバちゃんに
「空いてるから勝手口から入って〜」(by海老珍サマ)
と言われ入って行くような趣がありました。
少彦名神と、菅原道真公をお祭りされているこちらのお宮さんは、
真田幸村公戦死の地でもあるそうです。
拝殿の横に、妙な石碑が4〜5基まとめて並んで立っていました。
(まあるい穴が空いている石碑が2つ…)
北側には、いかにも参道という雰囲気の階段が下に伸びています。
ここでのお目当ては、幸村公の”抜け穴”だったのですが…
それらしき場所はありましたが、残念ながら我々にはわかりませんでした。
その代わり(?)”かんしずめの池”をNaomiサマが発見、
やっぱり下町の路地のような細く険しい道(?)を皆でずいずいと進み、見学…
するとNaomiサマ、
「”かんしずめ”って、もしかして…”かん・しずめ”……」(キャー)
表向きは”かんの虫”を静める池…実は”かん”を沈め(た?)る池…?(キャーキャー)
でも、”かん”を鎮める池なのかも…?うむむ。
数々の謎をそのままに、次の目的地、お向かいの一心寺へ。
最近改装したらしき一心寺…凄く大きな2体の(妙な)像が参詣者を出迎えています。
何処に行ったら良いのか判らず、境内をウロウロする我々……
人の気で疲れてしまった事もあり、
本来の目的の、大阪夏の陣戦没者や幕末藩士のお墓参りもせずに、
早々に引き上げてしまいました。
朝から歩き続け、お昼過ぎでお腹が減っている事もあり、
先程の一心寺で”気”に当たってしまい、
チョッと疲れが見えてきた我々が次に目指すのは、堀越神社。
熊野王子の最初、願い事が一つだけ必ず叶うという話がある神社さんだそうです。
谷町筋沿いの建物の陰に木陰が見え、近づくにつれこんもりとした森が姿を現し、
堀越神社へ到着しました。
気に敏感なNaomiサマは、生き返ったようにすっかり元気になられました。
私の視点ですが…ご本殿の中の正面の”案”(お供え物などを乗せる為の台)には神楽鈴が見え、
さらにその案の前には、お神楽で使われる”鉾”が二つ、立ててあるのも見えます。
聞くところによると、”鉾”まで用意されている神社さんは最近は少なくなったそうなので、
ひょっとすると、お神楽がとても盛んに奉納されている神社さんなのかも知れません。
楽人さん達が座るらしき場所には、楽太鼓も見えます。
この神社さんも、”浪速神楽”なのでしょうか?それとも、別の里神楽…?
残念ですが今日はその機会では無かったようです。
再び訪れた時、その機会でありますように。。。
幾つかある小さなお社(摂社・末社)には、
それぞれ”(我々にとって)興味深い”神様達が祭られていて
もの静かなまゆりサマもとても喜んでおられました。
熊野王子の第一番目をお参りしてしまった我々……
今後”王子社”を全て廻り、熊野詣へ行かないとイケナイ運命(お導き)なのかも?
清涼な空気に癒され疲れが和らいだ我々は元気に、
のりちゃんサマ・MUTSUサマと合流するべく、「香港蒸籠」を目指します。
お店に着く直前、チョッと驚く事が待っていました。
MUTSUサマに偶然お会いできた我々。久々の再会に喜び、
挨拶を交わしている時、MUTSUサマが皆にお土産を一つずつ下さったのですが、
なんとそれは、北岡本店さんの日本酒「八咫烏」だったのです!
まさに”お導き”を感じずにはいられませんでした。
そして、5人でのりちゃんサマの待つ「香港蒸籠」へ向かったのでした。。。
ということで、ランチについては、私のりちゃんが、ちょろっと。
その前に、
松葉屋さんのお饅頭を午後から参加の私とMUTSUさんの為に買ってきてくださった、
午前組のみな皆様!ありがとうございました!
MUTSUさんも、「感激!」ということです(#^.^#)
また、「八咫烏」のお酒をくださった、MUTSU様!
ごっつぁんです。
えぇっと・・・非公式ですが(笑)
神楽に興味を持った私達のために、
神楽を聞く機会を与えてくださった(曖昧な表現)Naomi様、
謝謝!
皆さんのために、何も用意しなかったのは私だけじゃ〜〜ん・・・
なんだけども、わははははは。笑っとこっと。
・・・すいませんm(__)m
ランチは、また濃ゆくも、怪しげな話で盛り上がったのですが、
午前中のオフと関連の深いトピックスを少々。
まず、四天王寺の石棺。
海老珍さんの話によると、
「紐をかける突起もしっかりしてて、かなり古いもの」
ということ。
実は、「守屋公の棺だったりして。だから、橋に組み込まれて踏んでたんだったりして」
などとち〜〜〜と想像してたんですが、どうも違うみたいです。
なぁ〜んだ。
あと、「かん・しずめ」について。
「かん」とは「菅」では?
というのがNaomiさんの、お・見・立・て。
確かに、菅氏は大いなる祟り神として恐れられましたよね。
Naomiさん曰く、
「菅氏は、土師氏でしょう?」
う・・・。
土師氏は、古墳造営に深く関わった氏族。
「人の生死に関わってる」
という見方もできるわけですね。
「藤原時平が菅氏を追い詰めたのは、
生死に関わる祭祀権のことが関係してたりして・・・」
ひぇえええ。
・・・もちろん、プチおばたちの、戯言です。
でも、
「そういう見方があったか」
と、改めて、面白いオフでございました。