紅猿子(べにましこ)
♂
  伝   説:目の周りが赤く、猿に似ているのが名の由来でしょうか。
        雄はお腹が赤くてとても綺麗な鳥です。
        べにましこの伝説というのは見当たらないので「紅」「猿」「子」
        のキーワードから、無理からに「さるぼぼ」の話をしてみましょう。
        さるぼぼの「ぼぼ」は「赤ん坊」という意味で、つまりは猿の赤ん
        坊のような人形という意味になるのでしょう。
        庚申堂などに飾られる、赤い、顔のない人形です。
        その昔、人形なんて高価なもので遊ぶことのできない女の子たちが、
        お母さんやおばあちゃんに、布で作ってもらったのが由来のようで
        す。
        色が赤いのは、赤は邪を破ると信じられていたから。
        病を封じたり、魔を除ける力があると信じられていました。
        ちなみに「あかんべ」のとき、眼の下を引っ張って舌を出すのは、
        そのどちらも赤いからだって知ってましたか?
        赤は力のある色だと信じられていました。
        生まれたときから、紅の色をしたべにましこ。
        この鳥を見たら、悪いことから逃げられるかもしれませんね。
  蛇   足:珍しい鳥というわけではないようですが、ダムの上とか、人間が近
        づきにくい場所に棲息するらしく、野鳥ファンにとっては憧れの存
        在のようです。
        この鳥を見るために、直径20センチ以上あろうかというレンズを持
        ってきておられたカメラマンもいました。
        私たちはたまたま出かけたときに遭遇できたのでラッキーでしたが、
        そばに寄ってきてはくれないので、小さなレンズではこれが精いっ
        ぱい。
        かわいらしさが十分に伝わるでしょうか?
  参考文献等:
  情報提供者:       
 
 
