伝 説:チルチルとミチルは幸福の青い鳥を求めて旅に出ました。 でも、過去の国や未来の国、さまざまな場所を探したのですが、それは まやかしの青い鳥か、太陽の下では生きられないようなもろいものであ ったりしたのです。 冒険から帰った次の朝、チルチルとミチルはお母さんの起こす声で目が 覚めます。 「やっぱりお母さんのいるこのうちが一番だな」 そうやって何気なく愛鳥の籠を見ると、朝日を浴びたそのインコは、真 っ青な羽根に見えました。 「やぁ、青い鳥がいた。本物の青い鳥が」 青い鳥は、見つけるつもりになれば、どこにでもいるのかもしれません。 蛇 足:メーテルリンクの青い鳥は、キジバトのことではないかと言われます。 でも、キジバトって青いというよりも灰色っぽいんですよね(^^ゞ 冬になれば、日本にも、「青い鳥」がやってきます。 ルリビタキは真っ青な羽根の色に、少し黄色の入ったお腹の色がとても 綺麗な鳥です。 そのさえずりは、「ルリビタキだよ〜ん」とも聞こえる、ユーモラスな 一面も。 人をあまり怖がらないとされ、落ち葉をかきわけていると、その下にい る虫目当てで寄ってくるとも言われますが、野鳥は野鳥。 やはり臆病で用心深く、なかなか姿を見られるものではありません。 しかも、暗い林が好きなので、せっかくの鮮やかな青がくすんでしまう ことも。 でも、その丸い目と細いクチバシは、ほんとうに魅力的。 この鳥の飛来は、冬の楽しみの一つです。 るりはかわいすぎて写真がたくさんあるので、こちらでもどうぞ(笑) 参考文献等:メーテルリンク「青い鳥」 情報提供者: