伝 説:繁殖期以外は滅多に鳴かないことから、「口をつぐむ鳥」という名 がついたと言います。 が、うちの近所では、結構鳴いてるのを見かけるんですけどね(^^ゞ この鳥も夏はシベリアで過ごし、冬になると日本に渡来します。 日本ではあまり群れになっていませんが、北へ旅立つときには、ど こからともなく集まってきたつぐみが群れをなすのだとか。 どんな風に、待ち合わせの約束をするのでしょう? 不思議な鳥です。 蛇 足:ツグミについて初めて認識したのは、The Beatlesの「Black bird」 に、「つぐみ」という訳がついていたことでした。 「Blackbird singing in the dead of night Take these broken wings and learn to fly All your life You were only waiting for this moment to arise. (中略) You were only waiting for this moment to be free. Blackbird fly Blackbird fly Into the light of the dark black night.」 私が持っていたアルバムでは、「つぐみ」と訳していたけれど、実 際は、「つぐみ」そのものではなく、ツグミ科のクロウタドリのこ とのようです。 ちなみに、同じ「英語」でも、アメリカンイングリッシュ(ってい うか米語)では、black birdというと、ムクドリモドキのことにな ってしまうんだとか……ややこしい(^^ゞ さて、ビートルズのブラックバードですが……。 非常に意味深な歌詞ですよね。 ♪夜の果てで歌うつぐみよ 折れた翼で、なおも飛ぼうとするのか? その命をかけて、目覚めるときをただおまえは待っているのだね。 自由になるときを、ただ待っているのだ。 つぐみよ、飛べ!飛べ! 暗い闇を照らす、一筋の光を目指して! これは、人種差別の解放を願った歌だということになっていますが、 それだけでもないでしょう。 人の心にある強迫観念や思い込みなど、すべての「縛り」を解き放 つとき……。 そのときこそ、つぐみが飛び立つときなのでしょう。 参考文献等: 情報提供者: