花 言 葉:花嫁の涙 伝 説:花筏の花は、葉の上に、ちょこんと咲きます。 その様子を、「筏に乗った花」に見立てて、このような名がついたので しょう。 さて、俳句などで「花筏」というと、桜の花びらが川面に散り固まって いる様を指すようです。 なるほど、水面をピンクに染めるはなびらは、「筏」を連想させますね。 そして、お茶器などにも「花筏」と呼ばれる意匠があります。 まさに筏の上に花が山と積まれているもので、華やかで美しい文様です。 しかし、これは実は、葬送のシーンを図案化したもの。 水葬する死体を筏に乗せ、花を積み上げて、川や海に流したのだそうで す。 蛇 足:この花を見かけたのは、ちょっとした山の中でした。 一枚だけちぎって川に浮かべてみましたが、残念ながら筏のようにはな らず(^^ゞ さほど急流とも言えない小川の、透明な水の中にくるりと沈んでいきま した。 参考文献等: 情報提供者: