花 言 葉:秘めた情熱 伝 説:半夏生の頃に、葉の色が変わるからこの名がついたと言われています。 ……と、言われても、 「半夏生って何?」 ってなもんですよね(笑) 半夏生とは、太陽黄経100度を太陽が通過する日のことを指し、毎年、 7月初旬ごろにあたる日のこと。 この日は天から毒が下りてくるので、この日に収穫した農作物にも毒 があると信じられていたのだそうです。 ところで、「半夏生」の葉っぱは、「半夏生」の日前後に色づきます が、そもそも「半夏生」が、「半夏(はんげ・烏柄杓)」の生える頃 のことを指してたってんだから、ややこしい話し。 半夏は、緑色の、雑草です。 カラーの花を小さくして、緑色にしたような姿の清々しい草。 夏の花は、何か潔いほどの清々しさがありはしませんでしょうか。 蛇 足:河内に育った私は、この「半夏生」頃になると親が用意してくれる、 「はげしょの餅」を食べるのが、楽しみでした。 「はげしょの餅」とは、蒸したもち米と小麦粉を混ぜて搗いた餅で、普 通の餅より柔らかく、しかも固くなりにくいのが特徴です。 きな粉をまぶして食べるとおいしいものでした。 別名を「ねこ餅」と言いましたが、調べてみると「ねこ餅」というの は、「半夏生の餅」に限らず、餅を、薄く、細長い形に丸めたものを そう呼ぶようですね。 そんな夏の一時期になると、思い出す植物です。 参考文献等: 情報提供者: