花 言 葉:初恋 伝 説:もののふの 八十娘子らが 汲みまがふ 寺井の上の かたかごの花 万葉集の中では、かたかご(堅香子)と謳われているカタクリの花。 太陽の日差しがない日は、しっかりと花びらを閉じたまま、一日を過ご します。 そしてまた、葉っぱが朽ちた秋から、花を咲かせる春までは地中で眠る ように過ごすのです。 「スプリング・エフェメラル」。 春の妖精の名は、その短くはかなげに思われる姿ゆえかもしれませんが、 実は怠惰な夢をむさぼって、気にもかけない、かなり図太い植物ではな いかという気がします(^^ゞ 蛇 足:丹波市に群生地があると知って行ってきました。 当日は朝から雨が降り、時折太陽が顔をのぞかせる程度。 ですから、到着したときは蕾の状態でした。 それが、太陽がしっかり姿を表した途端、ふざけるように、はしゃぐよ うに花びらを反りかえらせるのです。 あぁ、なんと放逸な花。 呆れつつも、心奪われずにはいられませんでした。 参考文献等: 情報提供者: