躑躅(つつじ)
花 言 葉:節制 恋の歓び
伝 説:ツツジというと、植え込みに使われる花というイメージが強くありませ
んか?
だから、山の上に咲いている、背の高いツツジにはちょっとしたカルチ
ャーショックでした。
関西でツツジと言えば葛城山が有名ですが、なぜあの山がツツジの名所
となったかご存知ですか?
葛城は別名「篠峯」と呼ばれる通り、竹の多い山だったとか。
ところが昭和45年、その竹が一斉に花をつけ、それを機にすべて枯れ
てしまったんだそうです。
背の高い竹が枯れると、その下で目立たなかったツツジが太陽の光を体
いっぱいに浴び、真っ赤な花を美しく開かせるようになったんですって。
なんだか不思議な話ですよね。
ちなみに竹の花はすごく不吉とされます(^^ゞ
天変地異の前触れとも。
開高健の「パニック」では、普段にはない竹の実で山が富み、鼠が増え
過ぎてしまい、その鼠がついには田畑を遅い、疫病が流行る……という
ような説明がされていましたが……。
蛇 足:子どもの頃、ツツジの花の蜜が大好きでした(笑)
花を茎からスポットと採って、チュッと吸うと、甘い蜜が口の中に入っ
てきます。
今はそんなほのかな甘さに飢えてはいませんが、私が子どものころは、
それが貴重な甘味料だったんですよ(笑)
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