東京プチオフ
2003年11月7日、
関東へ出かけたワタクシは、こたつさん&ご亭主様と、
プチオフをさせていただきました。
午後3時頃に、神田明神で待ち合わせ、
後は行き当たりばったりなこの企画。
東京のことはほとんど知らない私には、
どうなることやら、ま〜ったく想像もつきませんでした(笑)
待ち合わせ場所は、神田明神の駐車場。
今まで写真でしか見たことのない方と待ち合わせるわけで、
「ちゃんと会えるかなぁ」
ちょっと心配しておりました。
が、
一台の車が駐車場に入ってくると、
中で大きく手を振っている女性が・・・。
確かめるまでもなく、こたつさんでした(笑)
毎日のように、長いメールをやりとりしているだけあって、
まるで初対面とは思えず、挨拶もそこそこに、
「まず参拝して、食べましょ〜」
と、さくさくと行動に。
こたつさんのご亭主様は、にこにこと、奥さんの行動に合わせておられます。
どこかで見た光景・・・。
あ、そうか。
うちの夫婦と同じかも・・・(^^ゞ
つまり、こたつさんも私も、旦那様には、とても恵まれているのでした( ̄^ ̄)
いや、女性達がいばるとこじゃないって・・・?(^^ゞ
まずは、神田明神のご本殿に参拝をすませ、甘味屋に入りました。
ここのみつ豆が、こたつさんのお奨めなのです。
私は甘いものは苦手なのでコーヒーをお願いし、厚かましくも、
「一口ください」
ところが、結果的には、「一口」では済まず、
三口ほど、ぱくぱく行ってしまいました(^^ゞ
甘いものが苦手な私にも、おいしい!。
蜜が濃密な感じなのに、しつこくないんです。
こたつ亭主様のお話によると、
地下に、麹を熟成させる場所があるとか。
その日、私はたまたま
「鍾乳洞で寝かせた日本酒」
のニュースを見たばかりでした。
そんなわけで、話題は、日本酒へと・・・。
「澤の鶴」という酒造さんに、
お酒を試飲させてくださる施設がある、という話で、盛り上がります。
・・・そう、三人とも、かなり、「イケル口」なようでした。
今度のオフは、酒呑みオフだ〜〜!!!
でも、何よりも盛り上がったのは、やはり、ヘルンさん・・・
ラフカディオ・ハーンこと、小泉八雲の話題でした。
ここのところ、私とこたつさんは、
ヘルンさんの話題が定番となっていたのです。
20年ほど前、NHKが、
「日本の面影」という、小泉八雲を主役にしたドラマを放映したのですが、
これで、私達二人とも、八雲・・・ヘルンさんのファンになってしまったのです。
こたつさんが持ってきてくださった、ハーンの本を片手に、しゃべること、しゃべること。
そんなこんなで、甘味屋を出たのは、一時間ほどしてからでしょうか。
東京と大阪では時差があり、日の入りが早いのです。
暗くなる前に、摂社・末社も参拝しようということになったのでした。
神田明神の摂社・末社は、8社あります。
順番に、水神社から・・・。
水神社の次は?
・・・小船町八雲神社・・・八雲??
神田明神は、小船町のほかにも、大伝馬町の八雲神社も合祀しています。
う〜ん、八雲つながり、なんたる偶然。
ちなみに、「八雲神社」は、あちらこちらにありまして、
「素戔鳴尊」をお祭りしている場合が多いと思います。
なにしろ、日本最古の和歌、
「八雲たつ、出雲八重垣 妻篭めに 八重垣作る その八重垣を」
を詠んだのは、素戔鳴尊なんです。
摂社巡りが終わり、どこへ行こうか、という話になりました。
「この近所だと、根津神社かなぁ」
とはこたつさん。
それじゃ、根津神社へ・・・と、ご亭主様の運転してくださる車でGO!
しっかし・・・。
大阪もそうなんですが東京の街は、車が多い。
しかも皇居を避けて道路が作られているため、曲がってる。
しかも一方通行が多い(T_T)
目的地があそこにあるとわかっているのに、
全然近づけない。
「あ、これは夢ね」
と錯覚してしまうような道路事情なのでした(T_T)
やっと、根津神社に到着。
外はすっかり真っ暗です。
ストン、と暗くなったという感じがするのは、関東が広いひろい平野だからでしょうか。
根津神社は広くて森がたくさん残っている、とても感じの良い神社です。
中に入ってしばらくいくと、いくつもの赤い鳥居が見えました。
「ねぇねぇ、『日本の面影』の中で、ヘルンさんが歩いていたのって、
丁度こんな感じじゃなかった?」
こたつさんが声をあげた次の瞬間、私達三人は、同時に首をかしげました。
「似すぎてる?」
「あのさ〜・・・、これって、ドラマに出てきた鳥居そのものだよねぇ」
「私もそう思います」
もし、そうだとしたら、偶然と呼ぶには、ちと凄すぎないか?
しかし・・・。
ただ、社務所が閉まっていたので、その場では確かめる術がなく、
「帰ったら確認しましょう」
ということで、その場は納得するしかありませんでした。
ご本殿は、夜のため閉まっていて見えませんでしたが、
「重要文化財」
華麗な色合いが、闇の中でもわかりました。
なんとなくわくわくして、話題は晩ご飯のことに移ります。
・・・ふふふふふ・・・。
いや、笑っちゃいけないのですが、晩ご飯を決める時のご夫婦が、
とても面白いんです。
「蕎麦が食べたい!」
と私がワガママを言うと、
お二人が、どの店か、相談をしてくださったんです。
お話の内容はこんな感じ↓
こたつさん「○○は?」
亭主様「食べたことないし、やめた方がよくない?」
こたつさん「ん〜、じゃ、あなたはどこがいい?」
亭主様「俺が選ぶと失敗するから、任せる」
むちゃくちゃ仲がいいのが伝わってきます(#^.^#)
結局女二人が、
「食べたことない店だけど、賭けに出ましょう」
と言い張って、くだんの店、「へぎ蕎麦屋」へ向かうことになりました。
ご亭主様は、「女性達がそういうなら」と、運転手に徹してくださったんです。
こういう光景・・・どこかで見たような・・・。
つまり、こたつさんも私も、旦那様には、とても恵まれているんですね
だから・・・ヾ(ーー )
そんなこんなで、へぎ蕎麦屋さんへ到着。
もちろんここへ来るまでも、
「これは夢ね」
を何度か体験しました(~_~)
注文は、へぎ蕎麦・天ぷら、そしてやっぱり日本酒。
運転手をしてくださってるご亭主様は、
「二人で飲んで」
と・・・。
こういう旦那様が普通だ、と思っちゃいけないんですよね(^^ゞ
私の周りにいる旦那様って、みなこんな風に優しいから、
ついつい錯覚しちゃったりして・・・。
どんどん悪い嫁の顔になってきている気がして怖い(~_~)
でもまぁ、つまり、こたつさんも私も、旦那様には、(以下略)
もういって( -_-)=○☆( >_<)
頼んだ日本酒の名前は「影虎」
上杉謙信公の幼名ですよね。
まぁ、歴史音痴の私ですから、しょっぱなから、
「武田信玄公の幼名ですね?」
とすっとぼけてしまい、
「あぁ、近いけど違う〜。謙信公の方」
と訂正していただきました(^^ゞ
わははは。恥ずかしい〜〜〜・・・。
お酒は辛口。
お蕎麦に合うさっぱりした風味です。
そして、何より、へぎ蕎麦が・・・。
つるっつるで、うまいっ!!
三人前は、すぐにぺろりとなくなってしまいました。
時間がたつのは早く、私が乗る夜行バスの時間まで、
もう、余裕がなくなってしまいました。
お二人に東京駅まで送っていただいて、
そこで、さよなら。
ものすごく楽しくて、その後もなんとなくニヤニヤしてしまう私でありました。
本当は、もっといろいろな話題が出て、
盛り上がったのですが、すべて伝えきることができず、残念です〜(>_<)
あぁ、楽しかったっ!!
そして、最後に。
こたつさんが家で確かめてくださった結果、
NHKドラマ、「日本の面影」で、ヘルンさんが歩いた神社は、
まぎれもなく、「根津神社」であることがわかりました。
すごい偶然〜〜〜!!!
ヘルンさんも、私達があんまりにも慕うので、
出てこずにはおられなかったのかもしれません。
これからも、ずっと話題にし続けよう、と決めました(←迷惑?)