物語の分布 :全国 登場人物名(物語名):罠=瓢箪を嫁入り道具として持っていき、池に沈めなければ 嫁にならないという。 もちろん瓢箪は沈まず、蛇が疲れ切ったところで、蛇が 怖がると考えられていた、鉄でできた針を池にばら撒く (丹後の伝説) モデルとなった人物等: 同じテーマの世界神話: 物語の骨子:三人の娘を持つ家に蛇がやってきて、娘を一人嫁に欲しいという。 上の二人の娘はいやがるが、末娘が蛇へ嫁ぐことに首肯する。 娘は蛇を罠に陥れて殺し、無事に親元に戻る。 蛇 足:蛇婿の他にも、「猿婿」「犬婿」など、動物の雄が人間の娘を嫁に請う 話は結構たくさんあります。 私は、これは、「蛇神に」、「猿神に」、乙女を生贄に出すことの遠ま わしな表現ではないか、と考えていますが、「犬婿」に関してだけいえ ば、少し毛色が違うような気もしますね。 参考文献等:「丹後・伊根の民話」国土社 情報提供者: