物語の分布 :全国 登場人物名(物語名):恩返しをする動物=蟹 蛇に襲われている動物=蛙 (蟹満寺の縁起) モデルとなった人物等: 同じテーマの世界神話: 物語の骨子:信心深い娘が捕らえられた動物を買い取り、逃がしてやる(いわゆる放 生)。 その後、娘の父は、蛇に呑まれそうになっている動物を見つけ、娘を嫁 にやる代わりに蛙を助けてくれるよう、蛇に頼む。 蛇は承知する。 蛇は娘を迎えにくるが、娘が助けてやった動物により、蛇は退治される。 蛇も恩返しにきた動物も死ぬが、恩返しにきた動物は、大事に祀られる。 蛇 足:この話は、蟹満寺の縁起として有名なようですが、同じような報恩譚は、 あちらこちらにあるようです。 参考文献等:今昔物語 巻第十六 「山城国の女人、観音の助けに依りて蛇の難を遁れたる語」 情報提供者:海老珍サマ