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高鴨神社 年越の大祓え・除夜の祭礼・歳旦祭




さて、12月31日も終わろうとしています。
大掃除も終わった。年越そばの準備も終わった。お雑煮の下準備も終わった。
と、一安心ののりちゃん夫婦は、
かねてより、大好きな神社、高鴨神社の年越の大祓えに参列したのでした。
儀式は、7時から始まりました。
下準備として、白い紙で作られた人形で体をなで、
息を3度吹きかけたものを、三宝に乗せていただいています。

参列者全員に配布された、白いうわっぱりを羽織り、
祓え戸神社に集まります。
宮司の「大祓え祝詞」に揃えて全員で唱和します。
祝詞に出てくるように、みんなの罪は、根の国底の国に運ばれ、
もちさすらわれて、失われてしまったような気がします。

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さぁ、次は本殿に集合です。

詞を奏上する神様は勿論、鴨の神々です。
「葛城の神奈備に鎮まります、掛けまくも畏き 鴨の神々の大前を
拝み奉りて 恐み恐み白さく・・・」
から始まる祝詞を宮司が奏上されます。
そして、罪を焼き清めるための「火」の準備です。
火を起こすのは、マッチでもライターでもありません。
古代を思わせる木の火付け器です。

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火は思ったより早く点きました。
古代の道具といえども、効率的にできているのですね。
そして、予め張られている結界の中に集まり、
神職さんが奏上する祝詞に合わせて、
人形に書かれた名前・年齢を読み上げながら、火にくべていきました。
その作業は、一般参列の私達も「奉仕」という形で参加します。
人の名前というものは難しいものだ・・・と思わず実感。
私の苗字もなかなか珍しいのですが、世の中には、もっともっと
難読な苗字がわんさかあるのですね(^^ゞ

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人形が燃え付きるまで、宮司が、お話をしてくださいます。
人は、自覚しているかどうかは別として、知らずしらずに罪を犯している動物です。
人を妬んだり、羨んだり、悪口を言ったり。
それは、「気枯れ(けがれ)」となり、自然と人の気力を奪うのです。
人の悪口を言ったり、人をいやな気持ちで見たりしたら、
確かに、なんだか自分の気持ちがどこか汚れたような気分になりますね。
それを神様が根の国まで運んで失わせてくださるのですから、
とてもありがたいことですね(^O^)

そうこうしているうちに、人形は燃え付きました。
これで、「大祓え」は終了です。

さて、少し時間を置いて、11時30分。
除夜の祭礼が始まります。
雅楽の演奏と共に、宮司・神職の方・巫女さんが本殿に殿上されます。

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そして、やはり、「鴨の神々」への祝詞を宮司が奏上されます。
この内容は、
「今年一年ご奉仕させていただいたことに関する感謝」
を述べたものなのだそうです。
元気に奉仕できたということを感謝するのですね。

これで、除夜の祭礼は終了です。
この時、もうすぐ、年が改まる時間になっています。

さて、年が明けると、次は歳旦祭です。
今度は、
「今年一年も奉仕させていただくことに関する感謝」
を述べた祝詞を宮司が奏上されます。
元気に奉仕させていただけることは、やはり喜びなのですね。
参列している私達もそれにあやかり、
「今年も元気で参拝できますように」とお願いしちゃいました(^^ゞ
そして、神職さんが、祓え串で私達を祓ってくださった後、
玉串を供えました。

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そして、巫女さんが、鈴でもって、祓ってくださり、祭礼は終了です。
まずは、神様の前で、
「あけましておめでとうございます」
と挨拶です。
そして、改めて拝殿に降り、新年のお祈りをしました。
「今年も夫婦仲良く元気で過ごせるように・・・」と。
そして、ひいたお御籤は「吉」でした。
タカヒコネの神様、よろしくお願いいたします(^O^)

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