祭 神:少彦名大神 説 明:一寸法師の神様です。 小さくても、大国主命と一緒に葦原中国を作ったり、大活躍の 神様です。 また、(なぜ亡くなったのかが書かれていないところがミソだ けど)亡くなってしまった少彦名命を悲しんだ大国主命が温泉 に浸けると行き返ったなんていう話もあり、再生の神様でも、 あります。 その上、薬草の知識が豊富なので、医学の神様でもあるんです ね。これは、反対に大国主命が病に倒れた時に、悲しんだ少彦 名命が大分の速見湯を下桶から持ってきて湯浴みさせると、大 国主命は回復したなんて話からも裏付けられます。 ちなみにこの温泉は、今の道後温泉のモトとなっているそうで すね。そうか。大国主命が浸かった温泉だったのですね。 それにしても、仲がいいですね。大国主命と少彦名命。でも、 少彦名命は、常世の国に旅立っちゃうし、大国主命は冥界の王 になっちゃうし。ある意味正反対なところに今はいらっしゃる んです。 ん〜、でも、冥界も常世の国も一緒なのかもなぁ。 住 所:兵庫県姫路市十二所前町 電話番号: ひとこと:一千余年前、附近に疫病が流行した時、一夜のうちに十二本の よもぎが生え他のだそうです。 これは、少彦名命の業で、「このよもぎを煎じて飲むように」 というお教え通りにすると、病はたちまち癒えたのだそうです。 十二本のよもぎで、里人全員に足りたのかなぁ???なんて不 思議に思ったりしちゃいますが、神の蓬ですから。きっと足り たんでしょうね。一匹の魚が大衆が満足するほどの量になるよ りは信憑性あるかも。 さて、この神社の境内には於菊神社なるものがあります。 姫路城にある於菊井戸で殺されたといわれる於菊大明神を祭祀 しているのですが、普通私達が想像する、薄幸の美女於菊さん ではなく、強く賢く美しい於菊さん像が描かれています。 「烈女於菊」なんて書かれてたりしますからね。 於菊さんが、「烈女・猛女人生相談」なんかに出てたら、相談 に行きたいですね(笑)