祭 神:大山祇神 事代主神 説 明:事代主神は、大国主命の息子で、託宣の神様です。 大山祇神(おおやまつみのかみ)は、大いなる山の神様で、海 の神様は、綿津見神(わたつみのかみ)。共に、イザナギ・イ ザナミの息子です。 住 所:大阪府高槻市三島江2丁目7番37号 電話番号:0726−78−0488 ひとこと:茨木市にある溝咋神社と関係が深いと思われます。 というのも、溝咋神社の祭神、事代主命は、八尋熊鰐(やひろ わに)となって、三嶋の溝咋媛の所に通った、とあるからです。 さて、海の神様と山の神様というのは、敵対するものなのでし ょうか。 敵対する山と海というと、山幸彦・海幸彦を思い出しますね。 大山祇神と大綿津見神はどうかというと、中は悪くなさそうで す。 大山祇神の娘、木花開耶姫とニニギの息子であるところの、ホ ヲリ(山幸彦)と、大綿津見神の娘、豊玉姫は結婚しています から。孫と娘を結婚させているっていうわけです。 一見、なんの関係があるかわからないこの神社の二柱の祭神で すが、もともと、この神社は、仁徳天皇が、淀川の鎮守の神と して、大山祇神をお迎えしたのが始まりだそうです。(川の鎮 守として、なぜ、山の神様をお迎えしたのは、不思議だけど。) そこに、同じ三島に住む、溝咋媛のところに通ってきた事代主 命もお迎えしたのでしょうね。 言って見れば、大きな屋敷を持つお大尽が、近所の別嬪さんに 熱心に求婚する若い衆を見て、「上がっておいき」と、招待し、 「ここの方が近所だから、通いやすいでしょう。まぁ、間借りし んさい」と、庇どころか部屋まで分け与えたってところでしょ うか。とても大らかな感じがしますね。