祭 神:媛蹈鞴五十鈴媛命 溝咋玉櫛媛命 溝咋耳命 天日方奇日方命 素盞鳴命 天児屋根命 説 明:この神社の栞にある祭神系図では、素盞鳴命の息子→大国主命 の息子→事代主命と、溝咋耳命(みぞくいみみのみこと)の娘 →玉櫛媛命が結婚して、媛蹈鞴五十鈴媛命(ひめたたらいすず ひめのみこと)と、天日方奇日方命(あめのひかたくしひかた のみこと)が生まれたとなっております。 この、媛蹈鞴五十鈴媛命は、望まれて、神武天皇の正妃となっ ており、兄である、天日方奇日方命は、初代宰相になってます。 そういう神様の中に、娘達を天皇の正妃にすることで、身上を 盛りたてて大きくなったといわれる、藤原道長を始めとする、 藤原氏の祖神たる天児屋根命がおられるのは、興味深いところ ではありますね。 住 所:大阪府茨木市五十鈴町9−21 電話番号:0726−34−8297 ひとこと:古事記では、媛蹈鞴五十鈴媛命は、大物主命(大国主命)と、 玉櫛媛命(勢夜陀多良比売・せやだたらひめ)の娘であるとな っています。 媛蹈鞴五十鈴媛命が事代主命の娘であるとするのは、日本書紀 です。 事代主命は、八尋熊鰐(やひろわに)となって、三嶋の溝咋媛 の所に通ったそうです。 こうなると、事代主命と大国主命の関係が親子なのかどうか、 わからなくなってきます。 建御雷命と経津主命が大国主命に出雲の国譲りを迫った時に、 まず、事代主命の意見を聞いたとあります。そのことから、事 代主命は、「託宣の神様」としての性格が強いと言われてもい るようですが、もしかしたら、事代主命は、大国主命の、神懸 った時の別名なのかも知れません。 しかし、大国主命は、多く蛇に擬せられていますが、事代主命 は、鰐(この時代の鰐というのは、鮫のことだったはず)です か。爬虫類から、魚類になってますね(笑)