祭 神:大山咋神 説 明:神名の意味は、「偉大な山の境界の棒」だそうで、賀茂氏系 の神様だそうです。 賀茂縁起に、大山咋神は、丹塗りの矢に化して、玉依姫と結 婚し、賀茂別雷命を産んだと記されているようです。 んん???な〜〜んか聞いたことある話し?? と思ったら、古事記にある大国主命と玉櫛姫の婚姻に係る話 とそっくりじゃないですか。 大国主命と玉櫛姫の婚姻により生まれた媛蹈鞴五十鈴媛命は、 賀茂氏系の姫でありますから、何か関連があるのでしょうね。 また、大山咋神は、大歳神と、天知迦流美豆姫の子であると、 記されています。大歳神は・・・。須佐之男神の御子となっ ているではありませんか。大国主命と須佐之男神は、舅・婿 の仲(親子であるという説も)。やはり、どこかで関係ある のかもしれません。 住 所:大阪府藤井寺市船橋町 電話番号: ひとこと:石川沿いにある神社で、もともとは、石川の氾濫を避ける為 に勧請された神様のようです。(境界だからでしょうか?) さて、神様同士の結婚には、いろんなパターンがありますね。 イザナギ・イザナミは、天御柱をめぐって、声を掛け合い、 国造りをしました。(女性であるイザナミから先に声をかけ た所、骨のないヒルコが産まれ、男性のイザナギから声をか けた所、日本列島が産まれたんだそうです。まぁ、男尊女卑 なのねっ。) また、山幸彦は木の上に隠れ、豊玉姫の侍女が持っていた壷 に、自分の首飾りの勾玉を吐き入れて、求婚します。(はい はい。壷に玉ね、ふっふっふ。) そして、この大山咋神は、玉依姫が用便中に丹塗りの矢に化 して、陰部を刺し、(ふっふっふっふっふ!!しかし、痛い がな・・・。)求婚します。 ギリシャ神話のゼウスもかなりいろんなパターンで求愛して ます。(いや、結婚せずに浮気してるだけだから、求婚じゃ ないんです)塔に閉じ込められた処女に金の雨となって振り 注いだとか、白鳥に化けて近づいた、とか、牛に化けて近づ いた・・・とか。 こっちは、かなり直接的ですが、日本神話の表現は楽しいで すね♪