祭 神:応神天皇 仲哀天皇 神功皇后 説 明:この神社では、毎年10月9日、「ヒキアイモチ」という祭 が行われます。 「ヒキアイモチ」??ネット検索してみましょう・・・。 ふむふむ。「餅の入ったコグツを引っ張り合う行事です」と なっていますが、なぜ?コグツ??と、御所市の観光課さん に問い合わせてみました。(丁寧なご教授ありがとうござい ました) 「座布団くらいの藁の筵で作ったむしろを『ゴクツ』といいま して、これにお餅を入れて、用意しておきます。 夕方になると、神前で相撲の奉納が行われ、 その後、ゴクツのに握りこぶしほどの穴を開け、お餅を取り 合います。最終的に、そのお餅を自分の頭の上に捧げたもの が所有者になります。 このお餅を食べると、安産になるということから、妊婦には 人気があります」 とのこと。ありがとうございました。 住 所:奈良県御所市奉膳大字川合 電話番号: ひとこと:「お餅」そして、「安産」と言えば、神功皇后の「鎮懐石」 に、何か関連があるのでしょうか? 古事記によりますと、 「かれ(神功皇后)その政いまだおへざる間に、懐妊ませるが、 すなはち御腹を鎮ひたまはむとして、石を取らして、御裳の 腰に纏かして、竺紫(つくし)の国に渡りましてぞ、その御 子は生れましつる。」 つまり、「鎮懐石」には、出産を抑える力と安産の霊験があ る、と考えられますね。 ただし、こういう意見もあります。 「このヒキアイモチの行事は、明らかに山の神人が山のものを ツトに入れて里に下り、豊富な山の幸を村人に与える古代の 儀式の面影を残している。」 お餅が「安産」・「山の幸」どちらの象徴なのか。 どちらにしても、村人にとって、「取り合う」ほど大事なも のを表しているのでしょうね。 2009年10月11日、ヒキアイ餅神事を見学してきました。 レポートはこちらからどうぞ。