伝 説:送り狼の先触れをする「送り雀」の正体とも言われている鳥です。 でも、送り狼は夜が活躍時ですから、「鳥目」のホオジロがその先 触れというのは考えにくいですね。 さえずりのヴァリエーションが豊富で、鳴き声の愛好家は、笛など で、旋律を教えることもあるとか。 でも、さえずる場所が決まっているらしく、そのさえずりを聞くに は、その場所を特定しなくてはいけません。 蛇 足:私は、ホオジロのさえずりを聞いたことがありません。 葦の群生している中から、「チチチチッ」という鳴き声を上げて飛 び出してくるのを何度か見ただけ。 大概は、広場で草の実などをついばんでいるところを見かけるのみ です。 でも、この夫婦、いっつも一緒なんだ(笑) 仲良いんです。 繁殖の時期にはまだ早いから、ホオジロはものすごく夫婦仲の良い 鳥なのかもしれないな……などと想像したりしています。 参考文献等: 情報提供者:「東吉野の民話」 吉野村教育委員会 発行