伝 説:伊良部島で見掛けたチョウチョです。 翅を開くとなんともあでやかな青色の帯が美しいのですが、閉じてしま うと地味なこと、地味なこと……。 何かに擬態していると思うのですが、樹皮よりも錆び鉄に似ているよう な気がします。 このルリタテハだけでなく、タテハチョウ科のチョウは翅の裏と表で、 柄がガラリと違うものが多いのだそうです。 蛇 足:重厚な質感のあるチョウチョで、南の島には似合わないような気がしま した。 胴体が太いので、 「これは蝶ではなくて蛾?」 などと思ったのですが、実は、蝶と蛾の違いは、あまりはっきりしてい ないそうなんです。 夜行性が蛾で、昼行性が蝶というイメージもあるかもしれませんが、蛾 にも昼行性のがいるんだそうです。 また、触角の太いのが蛾で、細いのが蝶というイメージもあるかもしれ ません。 でも、太い触角を持つ蝶もいるようで(^^ゞ そして、胴体の太いのが蛾で、細いのが蝶という区別法が間違っている のは、この「ルリタテハ」がタテハチョウの一種であるということから もおわかりいただけるか、と(^^ゞ 結局、蝶と蛾の違いについて述べよと言われても、「チョウ目」の中の、 シャクガモドキ上科・アゲハチョウ上科・セセリチョウ上科に属するも のが蝶、それ以外が蛾……ということしかできないみたいなんですよね。 ちなみに、アゲハチョウ上科には、アゲハチョウ科、シロチョウ科、シ ジミチョウ科、タテハチョウ科などが含まれます。 なんだかスッキリしませんが(^^ゞ ルリタテハを好きか嫌いかは、人によってスッキリ別れるような気がし ます。 参考文献等: 情報提供者: