乾杯の後、話題はこの店の立地のことに集中しました。

「綺麗な姉ちゃんばっかしやったよなぁ」
いきなり口火を切ったのは、anne猫さん。
「え?そんなはっきり見たんですか?」
「いや〜ジロジロと見たわけちゃうけど、チロッチロッて感じでバッチリ」

いろいろ説がありますが(笑)
私は、anne猫さんについて、
「最強の天然さん」
と思っております。
なんというか、邪に入り込む隙を与えないというか・・・。

というわけで、多分。
anne猫さんだから、バッチリ見ても問題が起きなかったんだと思います。
他の皆さんは真似しないように!!

しかしまぁ、そこまでじゃなくても見てる人は見てるもんです。

「あれ、女性を若く見せるライティングやった。30代の女性でも20代に見える」

そう断言したのは、舞台経験豊富なsola☆です。
なんでも、ライティングによっては、皺やらシミやらがすっかり飛んで、
若く見えるんだそうな・・・。

「なぁなぁところでさぁ、もし、私が花魁やったら、買うてくれる?」
まだほとんど酔ってもないのに、ハイテンションな質問を繰り出したのは私です。

質問の矛先は、若い衆・毅岳さんとあかがねさんの二人。

これに対する応答に、二人の性質がよく出てるんですわ。

「花魁って、結局どういうことする人なんですか?」
「高い金支払って、通って通って通い詰めて、
やっと同床させてもらえるようなお高い女性」
「その時点で、誰が花魁だろうと買いませんよ」

こう苦笑いしながら答えたのは・・・、
毅岳さんであるはずがありませんよね(笑)
そう、あかがねさんです。
全く、うまい逃げ方しよるで。

それに対する、毅岳さんときたら、こうです。
「僕ね、料理人として思うんですわ。料理っていうのは芸術なんですわ」
「?」
「どんな素材でも、ちゃんと料理したら、最高級の料理になるんです」
「どんな素材でもぉお(-"-)?」
「いや・・・あのね、たかが佐野漁港でとれたヒラメでも・・・」
「たかが佐野漁港でとれたヒラメって、そりゃ私のことかい?」
「いや、だから、のりちゃんさんでも化粧次第で花魁になれると・・・」
「のりちゃんさん『でも』って、なんやね〜〜ん!!」

かくのごとく、言えば言うほど墓穴を掘るのが、毅岳さんです。
いや〜、対照的だわぁ♪

しかも、この日、女性4人に男性3人という、完璧なる「女性優位」な宴会でした。
おばちゃん達のテンションはとまりません。

「あのさぁ、このトイレ、男女共同やったわ」
「いやん。あかがねさん、一緒に行こかぁ」
そう言ったのは、海老珍さん。
「よっしゃ、帰ってきたら、大か中か小か報告してや!」
と答えたのは、私。
「まかしとけぃっ!」
威勢の良い海老・・・珍さん。

完璧に、セクハラです。
いくらお酒の席でも、これはいけません。

しかしまぁ、ところどころで、法螺貝の意味であるとか、
建築の歴史の話しなど、教育的な話題も挿入され、
探検に突入。

このお店は、遊郭を利用していますから、たくさんの個室があります。
入口の障子が破れてたりするので、
そこから中を覗いて誰もいなければ、障子を開け、じっくり見学。

中には、「船」をテーマにしたと思われる部屋がありました。
部屋の中に段差が作られていて、奥が一段高くなっています。
そして、段差の縁には、船形の木切れが貼り付けられています。

多分、その上に布団を敷いて、
「船の中でのむにゃむにゃ・・・」
を、イメージするのでしょうね。
天井には波模様の透かし彫りが施されています。

いや〜、凝ってるっ!

私達が通していただいた部屋は、多分、最高級の部屋なのだと思います。
二階の最も奥の部屋で、襖なども金張り。
窓を開けると中庭が。
窓をあけると、軽く腰掛けることが出来るような板張りがあって、
かなりな風情を醸しだしています。

また、玄関から大広間(?)に渡るには、橋が作られており、
なんとも言えない風情が。
そんな中で、思い思いに自分が思う花魁のポーズをとる女達、
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と、多分、花魁を誤解しているのが一人。





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そんなこんなで、時間は、21時。
この店は、時間制限がない(なんといい店なんだ!)ということで、
17時から始めて4時間も居座ったことになります。

暗くなった店の前で、パチリ。
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明るい時とは、また違った風情がありますね。
全員で、JR天王寺駅まで移動して、解散とあいなりました。

今回は、
「鯛よし百番に行きたい!」
というだけで企画したこのオフ。

神社とはあまり関係がないようだけれど、
遊女と神には、深い関わりがあると思います。

ただの呑み会・・・とはいえ、
それぞれの心に、なんらかの思いを残したみたいです。

これからも、皆さんどうぞよろしくお願いいたしますm(__)m

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