大きな車道に出ると、あとはなだらかな下り坂となります。
天野の里は、山の中にある盆地。
そのため、気候が涼しく、米の名産地だとか。

「やっと、『てんの』やなぁ」
と言う、ぷ、に、
「『てんの』じゃなくて『あまの』やろ?」
とツッコンだ(つもりの)途端!

「『あま』って言ったらあかんやろ!
水に関する言葉は禁句やのに!!」

ぷ、と、sola☆から、同時に素早いツッコミ!!

関東からはるばるやってきた江良さんは、少し怯えたようです(笑)

しかし、これが効果(?)覿面で・・・。
まじで雨が降ってきたりするんですね・・・。
なんでぇ??

少し歩くと、貧女の一灯で知られる、「お照の墓」があります。

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しかし、
「灯火を提供した貧女」の名前が「お照」。

ちょっと、できすぎかも(^^ゞ

などと言っているうちに、
丹生都姫神社に到着しました。

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参拝をすませると、まずは腹ごしらえ。
そばにあったうどん屋さんで、一服しました。

そして、その後、改めて、丹生都姫神社へ。
かまどさんが前もって連絡してくださっていたおかげで、
私達は、権禰宜さんにいろいろとお話を伺うことができました。

丹生都姫神社は、向って右から、
丹生都比売大神・高野御子大神・大食都比売大神・市杵島比売大神
が祀られています。

「なぜ、主祭神の丹生都姫が真ん中に祭られていないか、
と不思議に思うでしょう?」
と、権禰宜さん。

そもそもは、丹生都姫のお社の前に、拝殿があったのだそうです。

よく見ると、お社の高さが、少しずつ違います。
一番高く立派なのが、主祭神である、丹生都姫命のお社。
そして、高野御子大神は、少し低く、
大食都姫・市杵島姫は、それよりもまだ少し低いお社に鎮座されているのです。

権禰宜さんのお話の中で、一番印象に残ったのは、
「一人一宗派」というお言葉です。
この言葉は深く、いろいろな意味が含まれているのでしょう。

私は、
「一人一人が、それぞれの信仰を持って生きている」
と受け止めました。

私達が生きている上で、何か行動を起こすとき、
「こんなことをしたら、神様に恥ずかしくないだろうか?」
そう考えて見ることは、有益なことだと、私は思っています。

「神は見守ってくださっている存在」
私の信仰はそういうものです。

でも、他の人にはその人の、全く違う信仰があるでしょう。
それを許すのが、日本、ひいては神道というものなのかもしれません。

この神社には立派な太鼓橋があります。
その橋がかかっているのが鏡池。

八百比丘尼が、自分の姿を鏡に映し、
「あぁ、いつまで経っても年をとらない・・・」
絶望して鏡を投げ込んだのがこの池だと伝わっています。

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私達も、池に姿を映そうかと思いましたが、生憎曇っていたので、
あんまり鮮明には映りませんでした。

さて、この時、実は、私達全員が、「凍って」ました。
なにしろ、汗をかいています。
そして、気温はひく〜〜い。

体が冷える条件を満たしているからです。

さぶ〜〜〜っ!!

しかも、バス停を見ると、バスが待機してるではありませんか。

「バス、乗る?」
「バス、乗る!!」

ということで、私達は、少し予定を変更し、
矢根研石着と七尋滝をやめて、蟻通神社に参拝することにしました。

蟻通神社は、ご存知の通り、智恵の神様です。
「八曲の玉に糸を通す」という難題を解決したと伝えられます。

「賢くなりますように」
との祈りを篭めて参拝した後、少し横を見ると、大きな狛犬があるんです。

案内板を見ると、
「子供がこの狛犬をくぐると智恵がつく」
と説明されています。

「賢くなりた〜〜い」

アホを自覚する女性三人は、次々、くぐる、くぐる・・・。

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ついで、男性陣に声をかけます。
「みんな、くぐろうよっ!!」

「無理っす!!」
即座に答えがのが、ビッグサイズの毅岳さんと江良さん。

確かに、熊のプーさんの如く、穴につかえて動けなくなるかも(^^ゞ

女性三人の期待の目にプレッシャーを感じたのか、
真っ先にくぐろうとしてくださったのは、かまどさんでした。
でも・・・

「肩が通らないっ!!」
細く見えても、やはり男性と女性の体格は違うんですね。

次に、女性達が目をつけたのは、あかがねさん。
この人も華奢なのです。

が、この最年少のクールビューティー(?)が、なかなかのクセモノなんですわ。
ツッコミが的確、しかも手厳しい(T_T)

「くぐってくぐってぇ〜〜♪」
年甲斐もなく甘えた声ではしゃぐおばちゃん三人に対して、
「やですよ」

う、にべもない答えをしぃはる・・・(>_<)

「かまどさんもチャレンジしてくれたのにぃ〜」
「いやです」

「うわぁ〜ん、あかがねさんが、くぐってくれないよぅ」
「あかがねさんがひどいよぅ」
「あかがねさんのノリが悪いよぅおおおぅ」
三人三様の泣きまねをして、
なんとしてもあかがねさんをくぐらせようとするおばちゃん達に対して、

「子供に智恵がつくんじゃなくて、子供なみの智恵がついたんじゃないっすか?」

ぐぅううううう。
ツッコミうますぎ(笑)

最年長女三人組が、そんな大騒ぎをしている中、
かまどさんと江良さんは、社務所で、ご由緒書を頂いてくださってました。

とほほ・・・すいませんでした(^^ゞ

参拝を終えた後、地元のお店でお土産を見繕ったら、いざ、笠田駅へ。

しかし、電車は30分に1本ほどしかなく、
2分ほど前に、電車が出たばかりなのでした・・・。

そんなわけで、駅のベンチで、宴会の前哨戦となりました。

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